ビットコイン(BTC)今後の将来性は?2026年最新ニュースも解説

日本における円安トレンドは2022年から本格的に始まり、2026年も落ち着く気配は感じられません。SNSでは連日、これから先の日本円の価値に不安をおぼえる声が多数挙がっています。

それに伴って、ビットコインをはじめとする暗号資産への注目も高まっています。

そこで本記事では、ビットコインの将来性を中心に、ビットコインに関する最新のニュースやビットコインが抱える課題について、詳しく解説していきます。

【最新速報】ビットコイン(BTC)の2026年6月の相場解説

【最新速報】ビットコイン(BTC)の2026年6月の相場解説

ビットコインは、2026年6月初頭に7万ドルから6万ドル前後への下落を見せたのちに、2026年6月中旬以降は6万ドルから6万5000ドル周辺での値動きが続いていました。

2026年6月は、世界的なAI・半導体市場の盛り上がりを受けて、金融市場の注目はAI・半導体市場へ集中しているとの見方が一般的です。ビットコインは、AI・半導体市場への注目と反対に、資金が抜けているとの見解もあるように、低調な価格推移を見せています。

また、米国・イスラエルによるイラン攻撃による金融市場の混乱も続いているため、AI・半導体市場だけでなく、中東情勢もビットコインの今後を見極める上で注目すべき事象でしょう。

直近の値動きは、次の「リアルタイム更新ビットコインチャート」でCoincheckのチャートから確認できます。

リアルタイム更新ビットコインチャート

BTC_JPY

ビットコインの直近の値動きは、CoincheckのBTC/JPYチャートにて確認することが可能です。

時間軸を1時間足・4時間足・日足と切り替えながら、出来高の増減と直近の高値・安値の位置関係を見ていくと、上昇していく局面か、調整局面かの手がかりとなります。

なお、ビットコインの価格変動には、ある程度為替が影響を与える場合があります。そのため、為替の影響を切り分けて考えたい場合は、同じ期間のドル建て推移も併せて確認すると全体像がつかみやすいでしょう。

ビットコインの基礎知識

ビットコインの基礎知識

ビットコインとは、2009年に登場した暗号資産の代表格です。法定通貨と異なり中央管理者のない分散型の仕組みで運営され、ブロックチェーンに取引記録が残る点が特徴です。

仕組みや特徴を詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。

ビットコインに関する最新ニュース

ビットコインに関する最新ニュース

ビットコインを取り巻く環境は、日々目まぐるしく変わっています。

ほかの金融資産と比較すると価格変動が激しくなりやすいビットコインだからこそ、最新の情報は常に頭に入れておいた方がよいでしょう。

ここでは、日本国内で話題となっているビットコインに関する最新ニュースについて、詳しく解説していきます。

  • 米国上院で「CLARITY法案」が前進
  • ビットコイン価格がマイニングの原価に近づく
  • GincoがBabylon Labsと提携、国内ビットコイン活用の新展開
  • 税制面での扱い見直し議論が進行中

米国上院議会で「CLARITY法案」が審議

2026年5月、米国上院議会において、「CLARITY法案(Digital Asset Market Clarity Act of 2025)」が賛成多数の超党派で可決され、上院本会議での審議へ進みました。

同法案は米国における「デジタル商品に対する包括的な規制の枠組みの導入」と、「SEC(証券取引委員会)とCFTC(商品先物取引委員会)のデジタル商品に関する監督権限を明確化」を盛り込んだ法案です。

CLARITY法案は上院議会での審議を経た結果、米国での暗号資産やステーブルコインなどの扱いのルールが明確化されるように運用されることが期待されています。

参考:金融庁 事務局説明資料(米国暗号資産関連法案の動向)

参考:CONGRESS.GOV Crypto Legislation: An Overview of H.R. 3633, the CLARITY Act

ビットコイン価格がマイニングの原価に近づく

2026年6月には、ビットコインの価格がマイニングにかかる電気代、つまりマイニングの原価に近づいていると言われています。1BTCの価格は6万ドル前後ですが、1BTCをマイニングするのにかかるコストも6万ドルに近いと分析されている情報が多く、マイニングが原価割れを起こしているケースもあるといわれています。

マイニング収益が悪化するとマイナーが減少し、ビットコインのブロックチェーンが維持できなくなると考えることもあるかもしれません。しかし、マイナーが減少するとマイニングの難易度が低下し、マイニングに必要な計算コストに含まれる電力も少なく済むため、直ちにブロックチェーン停止するといったことは考えにくいでしょう。

一方で、ビットコインの価格とマイニングにかかるコストの関係は注視すべき指標の一つであるため、動向を見極める必要がありそうです。

GincoがBabylon Labsと提携、国内ビットコイン活用の新展開

2025年12月1日、暗号資産ウォレットの開発を手掛けている国内企業・Gincoは、海外のブロックチェーン技術企業であるBabylon Labsと戦略的パートナーシップを締結しました。

これまで、日本国内の企業や金融機関、投資家が保有するビットコインには、長期間使わずにウォレットで眠っているものが多くありました。

これらは利回りを生まない「遊休資産(遊休ビットコイン)」と呼ばれています。

今回の提携では、Babylon Labsの技術によって「ただ所有しているだけになっているビットコインを、セキュリティ上安全に働かせて増やす仕組みを日本国内で作る」ことを目的としています。

本取り組みが実現されれば、ビットコインが「持っているだけで収益を生む資産」となり、これまでビットコインの保管にかかっていたコストが軽減されることが予想されます。

引用:Gincoのお知らせ(Babylon Labsとの提携)

税制面での扱い見直し議論が進行中

2025年12月19日に自由民主党・日本維新の会が公表した「令和8年度税制改正大綱」において、多くの投資家が切望していた、暗号資産の分離課税化に関する内容が記載されています。

現在、暗号資産の取引によって生じた利益は総合課税となり、最大55%の税金がかかってしまいます。それを避けたい投資家も多く、前述の遊休ビットコインの問題へとつながっていました。

今回明記された暗号資産の分離課税化について、今後は株式などと同じ申告分離課税(20%:所得税15%、住民税5%)の対象とする方向が示されています。

これらのニュースはビットコインに限ったものではありません。しかし、税制面における扱い見直しが行われた場合には、暗号資産市場全体の価値を底上げするようなビッグニュースとなることが期待されています。

引用:令和8年度税制改正大綱(PDF)

ビットコインの将来性を支える3つのポイント

ビットコインの将来性を支える3つのポイント

ビットコインの将来性が明るいと予想されている裏付けとして、技術の進歩や政策・法整備が挙げられます。

ここではビットコインの将来性を支える3つのポイントについて取り上げ、最新の状況について解説します。

  • ① 価値保存として評価が高まっている
  • ② 決済やL2技術で利用が広がっている
  • ③ ETF・金融政策など外部環境が追い風

①価値保存として評価が高まっている

ビットコインは、希少性と分散性の2つの観点から、価値保存としての評価が高まっています。

まず第一に、ビットコインには供給枚数が限られていることによる希少性です。

ビットコインの発行上限は2100万枚と決まっており、法定通貨のような中央銀行による裁量的な増刷は存在しません。

そのため、インフレで通貨の価値を損なうことがなく、長期にわたって価値を損なわずに保存することができるという特徴があります。

次に、中央管理者が存在しない分散型のデジタル通貨であることによる分散性です。

特定の組織に依存しない仕組みは、規制や地政学リスクの影響を受けにくいことの証明となります。

これら2つの特徴によって、ビットコインの評価が高まっているのです。

②決済やL2技術で利用が広がっている

ビットコインの将来性は、近年進展しているL2(レイヤー2)技術による決済利用の拡大という観点からも評価できます。

従来、送金速度や取引手数料の面から日常決済の利用には向かないとされていたビットコイン。近年は、Lightning NetworkなどのL2技術の発展により、これらの課題が改善されつつあるのです。

少額かつ即時性を求められる決済においても利用できるようになったことで、決済手段としての更なる拡大が期待されています。

③ETF・金融政策など外部環境が追い風

ETF・金融政策といった外部環境がビットコインにとって追い風となることも期待されています。

特に米国における現物ETFの普及により、年金基金や投資銀行などの機関投資家が、ビットコインへと投資しやすい環境が整いました。

これにより、投機中心だった市場構造が中長期保有を前提としたものへと変化しています。

残念ながら日本では、ビットコインの現物ETFを購入することはできませんが、金融庁の制度改革によっては実現される可能性があります。

そのほか、ビットコインの価値については、「ビットコインの価値について」記事でも詳しく解説しています。興味のある方は、ぜひお読みください。

ビットコインの今後に影響する3つの課題

ビットコインの今後に影響する3つの課題

将来性が期待されているビットコインですが、課題がないわけではありません。

ここでは、ビットコインの今後に影響する3つの課題について解説します。

  • ① 混雑と手数料の高さ
  • ② マイニングの環境負荷
  • ③ 各国の規制が不透明

①混雑と手数料の高さ

ビットコインでの取引が一般化され、利用者が増加すると、取引が混雑する可能性があります。

これによって、送金に時間がかかったり、取引手数料が高額になったりすることが考えられます。日常的な利用の妨げになることが課題の1つと言えるでしょう。

②マイニングの環境負荷

マイニングは、取引などのデータをブロックチェーン上に保管する作業を行い、その対価として暗号資産(ビットコインなど)をもらう行為です。

ビットコインのマイニングは、大量の電力を消費し、それに伴ってCO2を排出するため、環境への負荷がかかることが問題視されています。

近年は、化石燃料由来の電力ではなく、再生可能エネルギーを投入する動きもみられていますが、依然として莫大なエネルギーを消費することは変わっていません。今後、環境負荷の高いマイニングは規制の対象になる可能性を秘めています。

③各国の規制が不透明

国によって、ビットコインをはじめとする暗号資産に対する扱いが異なるため、将来にわたっての規制・ルールが見通せない点も課題と言えるでしょう。

ビットコインを法定通貨として定めた国もあれば、投資を全面的に禁止している国もあります。

仮に今後、規制を強める国が増えてしまえば、その分ビットコインの盛り上がりも落ち着きを見せてしまう可能性があります。

ビットコイン(BTC)の展望まとめ

ビットコイン(BTC)の展望まとめ

ビットコインを取り巻く状況は依然としてポジティブな要素が多いのが特徴です。

日本においても、税制面での見直しや、日本企業によるビットコイン大量保有が話題に挙がっており、今後の盛り上がりが期待されています。